何をやっても全く続かない僕はスモーカー

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何をやっても続かないとはいうものの、タバコとアルコールだけはしっかりと続いている。

継続は力なりである。

おそらく肺はギトギトになり、肝臓は悲鳴を上げているに違いない。

 

白い家具で揃えた部屋はヤニで茶色くなり、なぜか落ち着いた雰囲気を演出してくれている。

素晴らしい天然の着色だ。

壁に貼った世界地図はまるでアンティークのようにレトロなビジュアルで、もう少し時が経つと宝の地図のような仕上がり具合を魅せつけてくれるだろう。

 

スモーカーのエイジング技術の欠点は、自身を劣化させてしまうということ。

タバコに含まれるニコチンの毒性は青酸カリの倍以上もあり、猛毒であるにもかかわらず手軽に入手できてしまう自虐補助にうってつけのアイテムだ。

喫煙者はマゾであったり自殺志願者なのかもしれない。

もちろんごく普通の中毒者(自称愛煙家)という人もいるであろう。

 

国立がん研究センターがん予防・検診研究センター予防研究グループでは以下の様な結果が公表されている。

  • 喫煙指数(一日の喫煙本数÷20×喫煙年数)が60以上のグループの自殺リスクが、統計学的に見ても明らかに高く2.1倍なっていた。
  • たばこを吸う人のなかでも、一日に吸う本数が多ければ多いほど自殺リスクが高く、40本以上吸う人は20本未満も人よりも1.7倍という統計学的に明らかな量反応関係があった。

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僕は自分に都合の悪い情報を知ろうとしない人間ではない。

ただ言い訳のできる情報を無理やり見つけ出し、自身の中で都合よく正当化させてしてしまうのだ。

 

東京衛生病院内科医師の佐々木温子先生はこのように説明しています。

  • 非喫煙者の妻に比べ、1日20本以上吸う男性の妻(非喫煙)の肺がん死亡は約2倍。
  • 職場の喫煙者が0人の場合と比べ、喫煙者が職場に5人以上いる場合の非喫煙者の冠動脈疾患相対危険度は4倍以上、1日5時間以上、煙にさらされている場合の危険度は21倍以上。

そしてこのようなことも言っています。

自己責任・自己決定に基づく健康づくりが重要になっている現在、「緩慢なる自殺」であると当時に、「緩慢なる他殺」でもあり、経済的にも大きな負担となる喫煙は大きな問題です。

喫煙者である僕の本性は殺人鬼しなのかもしれません。

いや、もしかしたらすでに何人もの罪なき人々を殺してしまっているのでしょうか。 

自分勝手だが、まだ傷害ですんでいることを強く願いたい。

少なくとも誰かに軽傷を負わせていることは明らかだからだ。

 

傷つけてしまった人に謝りたい。

僕の喫煙でまたあなたに危害を加えてしまったらごめんなさい。